本当においしいおすすめの日本酒の銘柄

日本酒には、様々な銘柄があります。実際、日本酒を楽しむにしても、「さて、どの銘柄が良いの?」と疑問に思う方も多いと思います。

銘柄の特徴は、そのまま蔵の特徴になります。その蔵がどんな考えを持って日本酒を造っているのか、それは、日本酒の味になります。

また、最近は、美味しい日本酒の定義も難しいものです。人によって味の好みが違うので、これが絶対美味しい、とか、不味い、という事も言いきれません。

それでも、その時代に人気がある銘柄は確かにあります。

そこで、日本酒の人気銘柄をご紹介したいと思います。

日本酒を選ぶ時の参考になれば幸いです。

 

獺祭(だっさい):山口県/旭酒造

今、日本で一番注目を集めている日本酒といったら、この“獺祭”ではないでしょうか?
ただひたすらに“味わうためのお酒”を追求し続け、需要と供給のバランスがとれた質の良い日本酒を追求している様に感じます。

質の高いお酒を安定的に供給できる最新の設備と品質管理システムを備えている他に、朝日酒造の大きな特徴の一つは、「杜氏不在」という点です。杜氏の力に頼らず、社員が仕込みや品質管理を行っています。この方法により、農閑期である冬にしか日本酒造りをしなかったのが、一年を通じて製造できるようになりました。これにより、質の良い日本酒が年間を通じて流通するようになり、今日に至っています。

 

澪(みお):兵庫県/宝酒造

人気急上昇中のスパークリング日本酒です。
今、最も検索されている日本酒の一つではないでしょうか?

「松竹梅」でおなじみの宝酒造が、「酎ハイのような感覚で、日本酒本来の美味しさを味わって貰いたい」という思いを込めて造られたスパークリング日本酒です。アルコール度数が低く、微かに甘味もあり、シャンパンを思わせるような泡立ちは、日本酒を飲まない方や女性にもお勧めできる銘柄です。

 

久保田(くぼた):新潟県/朝日酒造

1980年代に起きた吟醸酒ブームを牽引した人気銘柄です。「新潟らしい日本酒を」をコンセプトに、品質向上を目指して、新しい日本酒を生み出そうと挑戦した銘柄です。

さらに、その人気から、「幻の銘酒にならないように」と、高品質で美味しい日本酒を造り続けている酒造です。

また、酒米へのこだわりも強く、新酒の酒米開発や、品質向上を目的とした法人を立ち上げて、品質向上に努めています。

名前の由来は、当時の屋号「久保田屋」から命名されました。

 

鍋島(なべしま):佐賀県/富久千代酒造

「佐賀・九州を代表する地酒」、「地元の米と水で醸し出す愛される地酒」をコンセプトに、造られている日本酒です。

当主で杜氏の飯盛直喜さんがこの蔵を継ぐことになったとき、経営危機でした。そんなときに、飯盛産は有力な酒屋さんに話を聞き、地元の酒屋さんの若手経営者とチームを作って酒について話し合い、その結果鍋島が誕生したとか。

飲んだ後に、しっかりと味が残る日本酒で、それでも自然体で優しい後味の日本酒です。

 

飛露喜(ひろき):福島県/廣木酒造酒造

この飛露喜は、現社長で杜氏の廣木健司さんが、1999年に世に送り出したブランドです。
「濃密な透明感を持った、存在感の強い日本酒を造る」事をコンセプトとして造られた「飛露喜」。

その言葉の通りの品質を持ち、愛され続けています。ところが、限らせた本数しか製造できず、現在は、手に入りにくい「幻の日本酒」とも言われています。

また、「無濾過生原酒」というジャンルの日本酒を世に広まったのも、この飛露喜がきっかけです。

味わいは、甘み・旨味・香りのバランスが良く、長く心地よい余韻を感じます。

「飛露喜」という名前は、「喜びの露が飛び散る」という思いを込めて名付けられました。その名前に相応しい、存在感のある日本酒です。

 

八海山(はっかいさん):新潟県/八海醸造

新潟県の三大銘柄の一つで、新潟では知らない人がいないほどの有名で人気銘柄で、かつて、地酒ブームを引き起こした銘柄です。

八海酒造では、明治時代から、高品質な酒を造る技術が確立されています。そのため、闇雲に品質のみを向上させようとしても、希少価値な日本酒を増やす事にしかならない・・八海酒造はそう考えて、普段飲みする日本酒を高品質にする、というコンセプトが出来上がりました。それによって造られたのが八海山です。

大吟醸の品質を持った吟醸酒で、その味は淡麗旨口が特徴です。飲み飽きしない日本酒にこだわりを持っています。

 

黒龍(こくりゅう):福井県/黒龍酒造

水質に優れた福井の酒造です。かつて、全盛期には17以上もの酒蔵がありましたが、現在は、この黒龍ともう1軒しかありません。そんな黒龍酒蔵が残ったのは、ひとえに伝統文化としての酒造りを続けてきたことと、七代目の蔵元が、同じ醸造酒としてのワインに興味を持ち、ワイン同様に日本酒も熟成できないかと試行錯誤を繰り返した結果です。

ワインから得た熟成技術と、少量でも高品質な酒を追求し続けた結果、造られた銘柄です。

また、この酒蔵は、大吟醸酒を、全国で初めて定番商品として販売し始めたことでも知られています。

 

十四代(じゅうよんだい):山形県/高木酒造

創業380年の伝統の技と近代的な技法を使い「心で飲む感動する酒」をコンセプトに、万人に受け入れられる本物の地酒を目指しています。

その味わいは芳醇な香りと・当時は珍しかった旨口の飲み味で、沢山の日本酒ファンに受け入れられている日本酒です。

 

風の森(かぜのもり):奈良県/油長酒造

創業280年の老舗酒造です。

この銘柄は、酒造りのすべてを手造りで、醸造アルコールの添加もしない、しかも割り水の火入れもしない、原酒のみを販売しています。

創業以来、同じ井戸からくみ上げた水を使って仕込みをし、人の手を加えすぎない、自然で絶品な日本酒が造られています。

 

而今(じこん):三重県/木屋正酒造

「而今」とは、「ただ、この一瞬を懸命に生きる」という意味だそうです。「過去にも未来にもとらわれず、今をただ精一杯生きる」という願いを込めて、この名前を付けたそうです。

この酒造の杜氏は比較的若く、これからが期待されている銘柄です。
この「而今」という名前の通り、日々成長してゆくであろう、とても魅力的な銘柄です。

 

新政(あらまさ):秋田県/新政酒造

新正酒造は、「6号酵母」発祥の地として有名な酒造です。この酵母は低温でも発酵力が強く、これによって、寒い東北地方でも酒造りが可能になったと言われている革命的な酵母です。

この酵母は、涼やかで奥ゆかしい香りをもたらします。そしてその味わいは、現代、新鮮な銘柄となりました。

日本最古の酵母を使った日本酒に、現代的で個性的なラベルを合わせ、先進的な日本酒を造り出す銘柄です。

 

寫楽(しゃらく):福島県/宮泉銘醸

会津若松の鶴ヶ城のお膝元にある宮泉銘醸が、寫楽のふるさとです。昭和29年に花春酒造から分家創業しました。
この酒造の代表銘柄は、寫楽の他に、蔵の名前にもなっている「宮泉」があります。

最近、急激にその品質と味を上げて、美味しくなったと評判の高い銘柄です。

その時代の飲み手の声を聞き、味に反映させているところが、この銘柄の最大の長所です。

 

男山(おとこやま):北海道/男山株式会社

男山は、今から三百年ほど前から酒造りをつづけ、江戸時代には既に、第一の銘酒を造る酒造としてその名前を轟かせていました。数々の著名人に愛され続け、現在に伝わっている伝説の銘酒です。

大雪山系の万年雪を源とする伏流水と、北海道の厳しい寒さや気候によって造られたこの銘酒は、品質も、国の内外のコンクールで受賞している程の素晴らしい銘酒です。

 

緑川(みどりかわ):新潟県/緑川酒造

緑川は、米所の新潟、魚沼にる緑川酒造によって造られている銘柄です。新潟の美味しい米と麹、そして、地下50メートルから組み上げた軟水を使い、最高の技術をもって造られた銘柄です。

端麗で、スッキリとした飲み口で、食事とも相性の良い、人気の高い銘柄です。

 

剣菱(けんびし):兵庫県/ 剣菱酒造

肩書きよりも味」をポリシーとして酒造りをしている剣菱酒造。ここの日本酒は、精米歩合が表示してありません。それは、毎年違う条件で育っているお米、その出来に合わせて精米歩合を変えているからだそうです。

それによって、毎年同じ「剣菱の味」に仕上がっています。

また、剣菱酒造のお酒は「ろ過しすぎて、色と一緒に旨味まで消えてしまわないように」と、ろ過具合も調整されています。

伝統を持って守り続けている「剣菱の美味しさ」は、今も昔も沢山の方に愛されています。

 

洗心(せんしん):新潟県/朝日酒造

「洗心」とは、初心に戻り、人を尊びきらめき生きる様、という意味です。
この「洗心」は、朝日酒造が出している日本酒で、3月・6月・11月の期間限定の日本酒です。

契約栽培されている「たかね錦」を、精米歩合28%になるまで磨き、ゆっくりと醸され、熟成された銘柄です。
久保田とはひと味違う、朝日酒造の日本酒で、人気のせいか、入手困難になってきています。

 

空(くう):愛知県/関谷醸造

関谷酒造の人気銘柄「蓬莱泉」の純米大吟醸酒が「空」です。
毎年3月、7月、11月にだけ出荷される限定品で、入手困難になっています。
山田錦を原材料に、一年間の熟成を経て、満を持して集荷されます。

その味わいは、旨味と甘みと、果物のような芳醇な香りを併せ持ち、ふくよかな味わいを持った極上の日本酒です。

 

越乃景虎(こしのかげとら):新潟県/諸橋酒造

歴史好きな方は、ご存じかもしれませんね。上杉謙信の元服名である「長尾景虎」を名前につけた日本酒です。

品質にこだわり、良質な新潟米を用いて、「杜々の森の湧水」という、日本名水百選にも選ばれた湧き水を仕込みに使い、手造りの製法にこだわり、仕上げられた銘酒です。

切れも良く、穏やかで端麗です。そして、辛口ながら、その辛さを感じない、飲むほどに美味しさを感じる逸品です。

 

梵(ぼん):福井県/加藤吉平商店

梵(ぼん:BORN)とは「けがれなき清浄」「真理をつく」という意味のサンスクリット語です。また、BORN、という、もう一つの読み方では、「誕生」や、「創造」という意味を表します。

ここの蔵の特徴は、蔵内の平均精米歩合が38%で醸造され、出荷される日本酒はすべて長期氷温熟成されてから届けられる、という点です。

「日本酒の本物の美味しさ」にこだわり、造り続けている銘柄です。

著名な方や若い方の間でも人気があり、また、海外のコンテストでも受賞経歴のある日本酒銘柄です。

 

雁木(がんぎ):山口県/八百新酒造

錦帯橋の近くにある酒造です、日本酒名になっている雁木とは、船着き場の階段のある桟橋のことです。名前の由来は、創業時から河畔にあった船着き場の事をさしているとか。

「のびのびとして、しっかりと味や旨味ののった、生命力のある日本酒」を目指し、山田錦100%の絞ったそのままの純米無濾過生原酒、本物の日本酒を造っています。

その味は、濃厚な旨味とキレがあり、とてもバランスの良い日本酒です。冷やからぬる燗まで、様々な味を楽しめる日本酒で、また料理との相性も良く、幅広く愛される日本酒です。